UQモバイルの500kbpsデータ無制限プランにUQユーザーは満足できるか?

UQモバイルの500kbpsデータ無制限プランにUQユーザーは満足できるか?

UQモバイルといえばKDDIグループのMVNOであり、サブブランド、サブキャリアと言われるほど大手キャリアであるドコモ、KDDI、ソフトバンクに準じる料金、サービス、端末を用意している格安スマホの事業者だ。

UQモバイルが発表している格安SIMサービスの顧客満足度では第1位を獲得。UQユーザーの8割以上が満足とアンケートで回答しており、雑誌でも通信速度を評価されてベストバイ・オブ・ザ・イヤーに輝いているという。

この通信速度に関して、UQモバイルの特長にあたるのが500kbpsで容量無制限となる「データ無制限プラン」の存在だ。この料金プランの特長は無料通話分が無しで月額料金が1980円(通話無し)、通話プランを追加しても2680円という安さである。

もちろんUQモバイルにはごく普通の料金プランもあるのだが、それは他社のMVNO・格安スマホの料金プランと比べて大きく有利とはいえない。通話の最安のプランである「おしゃべりプランS」と「ぴったりプランS」は月1480円であるし、これは1年間の期間限定、データ容量も月2GBまで。データプランだけなら月980円というものもあるが、この価格自体はすでに珍しくない。月のデータ容量が3GBというのは、他社が2GB主流であるので若干魅力ではあるが、この価格帯を求めているユーザーは、とにかく安く、ということのはずだ。

またヘビーユーザーとしても前述のおしゃべりプランやぴったりプランのLを選んだとしても、月最大14GBのデータ容量しかない。さらに26ヶ月を過ぎると月7GBに半減してしまう。

これらにより一般的な料金プラン自体はUQユーザーにとって、あまり魅力が無いと言えるだろう。しかし前述したようにUQモバイルのデータ無制限プランは違う。500kbpsという通信速度に上限があるとはいえ、使い放題というのは大きい。

とくにYouTubeをはじめとした動画配信サービスは、高画質なものは望めないものの、十分内容は分かるレベルで配信が維持されるはずだ。また動画サービス以外では、たとえばウェブサイトの閲覧やTwitter、Facebook、LINEをはじめとしたサービスであれば通信速度をさほど必要としないので、500kbpsでも十分快適に使うことができるはずだ。

毎月のように月末通信速度が制限され、極端に遅くなっている人は100kbps以下の通信速度になっていることもある。とくに昼どきなど通信の需要が高まる時間帯はほとんどつながらないこともしばしばある。

それを避けるには500kbpsまでの速度が期待できる、このデータ無制限プランは魅力だろう。もちろん最近では他のMVNOでもこの手のデータ無制限プランを提供し始めている。なかには最大1Mbpsと、UQモバイルよりも高速であることをうりにした使い放題もあるようだ。

だがここで重要なのはUQモバイルがKDDIグループであること、しかも通信速度で高評価を受けている点だ。通信速度はあくまで最大速度であり、ベストエフォードなので、決してこの通信速度は保証されないし、それより遅い可能性のほうが高い。実際高速のLTE・4Gサービスを提供しているMVNOの多くで、通信が集中すると通信速度が極端に遅くなることが知られている。

しかしKDDIに直接つながりのあるUQモバイルであれば、極端に通信速度が遅くなる可能性は低い。実際、前述の雑誌やWebメディアでも通信速度がKDDIのメインキャリアであるauと、サブであるUQモバイルを比較した場合、遜色ない通信速度になることも多いようだ。

それが結果的にUQユーザーの満足度につながっていると言える。とくにネットにつながらないアプリのほうが少なくなっている現状では、500kbpsであっても通信速度が安定しているほうが需要は高いのではないか。

またこのデータ無制限プランの500kbpsは受信時だけでなく、送信時も最大500kbpsであることにも注目したい。送信ということはアップロードを行うわけで、TwitterやFacebook、LINEへの投稿はもちろん、ブログへの記事のアップロード、インスタグラムへの画像の投稿も、その速さはすべて送信時の通信速度が関わっている。

動画や画像の投稿はデータ容量が大きいため、投稿数が多ければ当然データ容量も圧迫する。データ通信が500kbpsとはいえ無制限に使えることは、投稿数が多い人にとってもメリットがあると言える。

ただし注意したい点は、直近3日間に6GB以上の利用があると通信速度の制限があり得るということ。6GBというのはヘビーユーザーにとっては容量が少ないようにも思えるが、あくまでネットワーク混雑回避のために「制限する場合もある」というだけで、周辺も含めて通常の利用の範囲内であれば、6GBを超えたとしても頻繁に制限を受ける可能性は少ないはずだ。