転職に伴う保険証の変更と保険制度の豆知識

転職に伴う保険証の変更と保険制度の豆知識

●はじめに

だれでも何らかの医療保険に加入しています。どの医療保険に加入しているかは何の仕事をしているかによって決まります。それで転職をするときにはほとんどの場合医療保険が切り替わることになります。医療保険が切り替わるということは保険証が変わるということです。ですからそれまで使っていた保険証を返して新しい保険証をもらわなければなりません。

この手続きを遅らせてしまうと病院の窓口で病院代を全額負担しなければならない場合もあります。もちろんその場合でも後で精算してもらえます。とはいえ一時的にでも出費が大きいというのは不利です。手持ちの現金がたくさんあれば気にならないかもしれませんが。でも事後清算で返金されるまでの期間は自由に使用できる現金が減ってしまうのは一般的に良いことではありません。遅れずに手続きを済ませればそのような事態を招かずに済みます。

●保険証の変更パターン

では保険証の変更パターンにはどのようなものがあるでしょうか。それはつまりどのような転職をするかということです。一般的な保険証は民間企業に正社員として雇用されている人に与えられます。これは健康保険の保険証です。自営業や民間企業でも非正社員の方は健康保険に入ることはできません。国民健康保険に入り国民健康保険の保険証を受け取ります。

まず民間企業の正社員⇔自営業&民間企業の非正社員の転職では健康保険と国民健康保険の間を行き来します。つまり違う制度に変わるわけです。古い保険証を返却し新しい保険証を作ってもらう必要があります。

次に民間企業の正社員⇔民間企業の正社員という転職があります。これは健康保険という制度の中での転職です。ただし古い保険証の返却と新しい保険証の交付は必要です。健康保険には保険者がたくさんいます。まず各都道府県に協会けんぽがあります。そして大企業ですと自社で健康保険組合を作って運営しているところもあります。大企業以外の民間企業はすべて本店所在地の都道府県の協会けんぽに加入しています。それで都道府県をまたいだ転職(原則として本店所在地を基準に考えます)や大企業の関係する転職では保険者が変更されますので保険証の返却と交付が必要です。では同一都道府県内で協会けんぽが変わらない場合の転職はどうでしょうか。これもやはり保険証の変更が必要です。理由を説明するには保険証をご覧いただくのが早いです。保険証には勤務している社名が記載されています。ここを変えなければなりませんから保険証の更新が必要なのです。

唯一保険証を変えなくていいのは市町村が変わらない自営業&民間企業の非正社員⇔自営業&民間企業の非正社員です。これは国民健康保険の保険証をそのまま持っていれば大丈夫です。もし市町村をまたいで住所が変わるなら保険証の変更が必要です。

●健康保険と国民健康保険の違い

健康保険と国民健康保険は保険の制度が大きく違います。簡単に言えば健康保険の方が保障が手厚いです。もちろん病院にかかるだけであれば同じ3割負担です。でも健康保険には国民健康保険にはない強力な制度があります。それが傷病手当金です。これは病気やケガで働けなくなった場合の所得補償をしてくれるというものです。病気やケガをする前の給与の2/3ほどが保障されます。国民年金にはありませんので個人的に所得補償のための保険に加入する必要があります。

それにしてもなぜこのような差異があるのでしょうか。答えはそれぞれの制度の保険料の決め方と関係があります。国民健康保険の保険料は前年の世帯の所得により各市町村(都道府県ではない)が決定します。前年の世帯所得ですからいろんな要素が絡んでいると思います。不労所得も含まれているでしょう。病気やケガをしたからといって必ずしも収入源が途絶えるとも限らないのにその一定割合を保障するのは理に合いません。

一方で健康保険の加入者は民間企業の正社員です。保険料は本人の給与を元に決まります。保険者は届け出から本人の給与をすでに把握しています。ですからその一定割合を計算するのは比較的容易です。また本人にとってはその会社からの給与が収入のほぼすべてです。病気やケガのために欠勤すると収入はゼロです。その意味でも所得を補償するのは理にかなっていると言えます。

もちろん非正社員の中には病気やケガをしてしまうと所得が一切ないという方もおられます。では健康保険に加入したいと思うでしょうか。ほとんどの方は保険料が給与から差し引かれるのを嫌がって健康保険に加入したいとは思わないのです。数年前に保険の対象者が拡大された時にそのような反応が多く見られました。目の前のお金の方が大切なのですね。万が一のことがあったら生活保護に頼ることになるでしょう。ちょっと話が逸れました。

●まとめ

保険証は加入している保険制度によって異なります。同じ保険制度でも保険者が変わると保険証も異なります。保険制度の変更時に病院に行くとややこしいです。切り替えは早目にしましょう。

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