精油のアロマテラピー効果を得るための選び方

精油のアロマテラピー効果を得るための選び方

アロマと呼ばれている精油にはさまざまなものがあります。精油にはリラックス、抗菌、血行促進などの効果が知られています。
しかし、精油のこのような働きを得るためには、精油の選び方に注意をする必要があります。では、どのように精油を選んだらいいのでしょうか。

★アロマとは

アロマとは「芳香」「香り」という意味があります。精油のことをアロマオイルということもあります。
精油は植物の花、葉、根などから抽出した成分が凝縮されています。植物は動くことができないので、虫や紫外線など殻自らを守るための物質を作り出します。この成分には香りを持つものがあり、それらを抽出したものが精油です。
精油を使ったマッサージが行われていますが、これはアロマテラピーと呼ばれています。アロマ=芳香、セラピー=療法を組み合わせた言葉です。植物が持つ芳香成分で心身をケアすることを目的にしています。
アロマテラピーという言葉が登場したのは20世紀初頭で、精油の成分の研究が進んで、スポーツ、医療、介護、美容、健康の増進、予防医学などに取り入れられています。

★効果が期待できない精油がある

精油のこのような働きを得るためには、精油の選び方に気をつける必要があります。
効果が期待できるものは、純粋に植物の成分を抽出したものです。植物の花、葉、根などの成分を抽出したオイルだけで作られています。アルコールや人工的な香料などは一切加えていません。こういった成分は、水蒸気蒸留法、圧搾法、溶剤抽出法、油脂吸着法、超臨界抽出法などで抽出されています。
一方、効果が期待できないものはアロマの香りを似せたものです。精油の働きは精油に含まれる成分によるもので、成分が嗅覚から脳に伝わったり皮膚から吸収されることで効果を発揮します。似たような香りを作っても精油と同じ成分は含まれていないので、精油と同じ効果は期待できないのです。
効果が期待できないものは、精油以外の成分で作られていたり、精油に他の成分がまぜられて作られています。原料をよく確認して確かめてください。

★精油の選び方

精油を選ぶ際のポイントは4つあります。
1つめはアロマ専門店で購入することです。
アロマ専門店には精油に詳しい店員さんがいます。わからないことがあったら積極的に聞いてみましょう。雑貨店などでアロマオイルとして売られているものの中には、精油100%でないものがあります。これは香りは似ていても精油の効果は期待できないので注意をしてください。
2つめのポイントは好きな香りを選ぶことです。
この精油は○○によいということがいわれていて、精油の働きで選ぶのもよいです。しかし、一番大切なことは好きな香りを選ぶことです。たとえばリラックス作用があるといわれている精油でも、その香りを好きになれなければリラックス効果は期待できません。嫌いな香りを嗅ぐとリラックスするどころか嫌悪感を感じることでしょう。香りの感じ方は人それぞれなので、実際にお店で香りを嗅いで購入することをおすすめします。
3つめのポイントは遮光瓶に入っているものを購入することです。
精油は光や熱によって変性をするので、冷暗所で保管する必要があります。遮光瓶でないと光の影響を受けてしまうので、茶色や青の遮光瓶に入っているものを購入しましょう。
4つめは精油に記載されている情報を確認することです。
パッケージにはさまざまな情報が記載されています。学名、原産国名、抽出部位、抽出方法が記載されているものが望ましいです。学名とは日本で一般的に呼ばれている名前ではなく、世界共通で用いられている名前のことです。ラテン語が用いられていて、属名と小種名で構成されています。
たとえば、ラベンダーにはいくつか種類があるのですが、学名が「Lavendula angustifolia」は真正ラベンダーのことを表しています。

★代表的な精油

それでは、どのような精油があるのでしょうか。いくつか代表的なものを紹介します。
ラベンダーは日本人になじみがあり人気の香りだと思います。ラベンダーには鎮静作用があり、緊張した心身をほぐしてくれます。不眠によいといわれていて、不眠に対する研究が進められています。
ペパーミントはすっきりしたところが特徴の香りをしています。ガムや歯磨き粉のような香りですが、ガムなどは人工的な香りを使っていることがあり、精油とは若干香りに違いを感じると思います。リフレッシュしたいときや、眠気を抑えたいときにおすすめの香りです。
オレンジスイートは甘い柑橘類の香りです。神経の緊張を休めてリラックスをもたらし、質がよい睡眠へと誘います。明るく前向きな気持ちに導いてくれます。
イランイランは「花の中の花」といわれています。南国を思わせる濃厚な甘い香りが特徴です。特徴的な香りで好き嫌いが別れますが、気分をリラックスさせたり明るくしてくれます。
この他にもまだまだたくさんの精油があります。