世紀の大事件にまさか自分が巻き込まれるとは…。便乗して何も考えずに仮想通貨を始めた者の末路。

世紀の大事件にまさか自分が巻き込まれるとは…。便乗して何も考えずに仮想通貨を始めた者の末路。

私は京都在住の大学生です。以前は、大学が終わってから喫茶店のアルバイトに行くという生活を送っており、週4日ほどの出勤で、月に6万ほど稼いでいました。しかし、飲食店のアルバイトは中々厳しく、何か簡単にお金を稼ぐ方法はないのだろうか?と毎日模索していました。そんななか世間で話題になっていたのが仮想通貨です。大学生を含めた若者が、仮想通貨に投資をして、中にはいわゆる「億り人(仮想通貨で1億以上稼いだ人)」にまでなる人が出てきているとのことでした。私はこの話を聞いたとき「あまり欲ばらず、少しずつ利益を出せば私でもできるのではないか。」と思ってしまいました。そして、そんな私が登録した仮想通貨取引所はのちのち大きな問題を抱えることとなる「コインチェック」でした。コインチェックを選んだ理由としては、ネットで「表示がシンプルで見やすいため、初心者向き」「アルトコインの種類が豊富」などの口コミを見たからです。また、CMも大々的に流れていたため、信頼感があったというのも一つです。実際に使ってみると、確かにシンプルな使い勝手で、初心者の私でもすぐに使いこなすことができました。そしてまずは、アルバイトで稼いだお金から30000円をコインチェックに入金し、インターネットから中途半端に知識を手に入れた私は、リップルとネムという人気のアルトコインを15000円ずつ購入しました。これが2017年12月頃の話です。すると年末年始にかけて、仮想通貨の世界に新規参入する人がかなり多かったせいか、30000円の総資額が45000円ほどに膨れ上がりました。30000円を仮想通貨と交換し、1ヶ月間放置しておくだけで15000円の利益が出たため、私は一人で舞い上がってしまい、仮想通貨にどっぷりハマってしまいました。次は海外の仮想通貨取引所を登録し、トロンというアルトコインに投資してみようと思い、詳しく調べていた最中に起きたのが「コインチェック仮想通貨流出事件」でした。もちろん、仮想通貨を詳しく調べていた以上、以前にマウントゴックスという仮想通貨取引所で流出事件があったということは知っていました。しかし、逆にその事件があったからこそ、今ある仮想通貨取引所で仮想通貨流出事件が起きることはないだろうという自分勝手な解釈をしてしまっていたのです。ツイッターのトレンドで「コインチェック」の文字を見つけて、何事かとニュースを見た頃にはもう遅く、自分のもっていたネムは凍結、その他の取引も全て凍結されてしまいました。その間に、ビットコインやネム、リップルを含めたほとんどのアルトコインは価値が暴落しました。コインチェックの頼りない会見が終わり、ほとぼりが冷めたころには私の総資産額は20000円ほどになっていました。結果的にはコインチェックは倒産せず、ネムに関してもある程度補償してくれたため、15000円ほどを日本円で出金することができましたが、30000円の資本金が15000円になったので、もちろん赤字です。コインチェックの会見を見た時は、「こんなにも頼りない人たちにお金を預けていたのか」と怒りを感じていましたが、この頃にはもうその怒りすらも無く、「もう中途半端に片足を突っ込むのはやめよう」という考えになっていました。したがって、今はもう仮想通貨はきっぱりやめてしまい、コインチェックからも退会してしまいました。確かに、仮想通貨の価値が下落している今、仮想通貨を買っておけば、未来で高騰する可能性は大いにあると思いますが、中途半端な知識で物事に挑むことがいかに危ないことかを知った以上、もう少ししっかりと仮想通貨の知識をつけてから再挑戦したいなと思います。