スーパー勤務者だけが知るスーパーの裏側!

スーパー勤務者だけが知るスーパーの裏側!

はじめまして。わたしはこの春までスーパーの青果部門でパート社員として勤務していました。全国に数あるスーパーの中の1店舗なのですが、わたしの所属していた店舗は、県内、市内でも一二を争うほどのブラック企業でした(笑)

わたしはパートだったので、働いているときにはそこまでブラックな部分を実感することは少なかったのですがまず、代表的なことで言うと、「商戦でのノルマ」これは今ではニュースとして取り上げられるほど有名ですよね。

例えば土用の丑の日のうなぎ、うなぎだけだったらまだいいんです。めちゃくちゃ高いですが(笑)うなぎが食べられない人用に、ちゃーんと用意もされているんです。巻き寿司、ちらし寿司。考えてますよね。すごい。

わたしもうなぎが苦手で食べられない人なので、まんまと巻き寿司を買わされました。買わされたといっても、それとなく言われるんです。毎朝行う朝礼や、上司から、「もうすぐ土用の丑の日だから、うなぎを食べる人はうちの店で買うように」と。土用の丑の日だけではなく、節分の恵方巻きもそうです。

そして一番すごいと思ったのが、「クリスマス商戦」これに関しては本当に社員が可哀想になるくらいのノルマがあるんです。土用の丑の日や、節分の恵方巻きはまだそうでもないのですが、クリスマスともなると、アルバイトやパートはもちろんですが、社員なんかは1人30個や、多い人で50何個まで頼む人もザラにいるほどでした。

クリスマスが近づくにつれて、その年に入った新入社員が、その年のノルマを達成できるように、方眼紙に棒グラフを作ってみんなが見えるところに貼るようにしてみたりもしていましたね。その時点でわたしはすでにドン引きです。

そのお店のノルマの数もそこそこえげつない数で、一店舗で800〜900個のときもありました。当時の副店長が、去年のノルマをどうにかギリギリで達成した数より増して増して数を増やすような人だったので、とにかく毎年ノルマの数だけ増えていきました。ひどい。

それに嫌気がさして辞めていく人も何人も見てきました。今思えそれが正しかったと思います。でも、所詮雇われている身。上には従ってきました。

どこのスーパーも一緒だと思うのですが、クリスマスが近くなると、お店が大々的にクリスマス商戦のパンフレットを出すんです。見たことある人も多いと思います。

そのパンフレットの中には、もちろんクリスマスケーキ、チキンやサラダ、お惣菜のオードブルに始まり、アイスの詰め合わせやワイン、チーズ、冷凍できるタルトやケーキ、お花、チョコレートなど、本当に幅広くありました。

その中から選んで行くんですが、まず一個あたりに対しての単価が高いんです!一番安い生チョコレート。一箱あたり12個ほどで1000円はしました。クリスマスのノルマは金額ではなく、数で決まるので、いくら高いものを1つか2つ買ったところで全然なんですよね。なのでパート仲間と話しながら、みんなどれだけ安く多く買うかということを考えていました。

中には冷凍できるものもあるので、日持ちをして、安いものが多く売れていっていました。中には安いものだと数量限定のものもあったりしたので、うまいことなってるなあという印象。それはそうですよね。みんなお金のために働いているのに、その働いたお金をクリスマス商戦のために搾取されるんです。スーパーってこういうところずるいなあと思います。でも商売ですもんね。

わたしが勤めた最後の年には、ノルマのことが問題に上がり、朝礼でもあまりうるさく言わなくなって、もうクリスマスのときには辞めるつもりでいたので、今年はもう頼まなくていいやと思っていたら、最後の最後に直属の上司に、「クリスマスケーキ、頼まないんですか?」と、さも頼むよね?という圧をかけられるような言い方をされたので、言い返せず泣く泣くいくつかを頼んだのは悲しかったなあ…

商戦のノルマの他にも、定時には帰れないというのがデフォルトでした。アルバイトやパートもです。これは部署により少し違うので、わたしがいた部署は早く帰りたい人が多数で、上司に強く出れる人がいたので、ならべく残業をせずに帰れていたのですが、他の部署のパートの話を聞くと、朝8時〜夜の10時までいることが多かったり、社員に関しては年末は帰れないなんて話も聞くほどでした。

うちの部署も、2〜3ヶ月社員はほぼ休みはないんじゃないかなと思うくらい毎日出社していましたね。サービス業ならではの勤務体制かもしれないです。人手不足もあると思います。常に人手不足だったんですが、人手不足なのに人件費が足りないから求人を出せないという謎な状況の中仕事をしていたときは頭がおかしくなるかと思いました。

スーパーに勤務すると悪いことだらけに見えるのですが、中にはいいこともありましたよ。それは、「裏で安く買える」です。例えばお米を間違えて大量に発注してしまった場合、従業員しか通らない裏の通路でこっそり安く売られていることも結構ありました。

5キロのお米が1000円で買えたりしたので、これは嬉しかったですね。お菓子やお酒を管理している部門は、賞味期限がきれそうなお菓子やお酒を持ち帰ったりしているのもみました。これはさすがに問題になっていましたけどね(笑)

あと、犯罪みたいなことも起きていました。夜遅く帰るパートのおばさんが、こっそり裏に置いてあるちょっと高い果物や野菜を勝手に持ち帰ることがあって、さすがに防犯カメラを取り付けたようなのですが、そのときは最後まで犯人がうやむやのまま、自然消滅でした。

そういうことは他の店舗でもよく聞く話だったので、なかなかにエグい。こっそりビールを大量持ち出しして解雇された店長も知っています。

スーパーに買い物に来るお客さんも、ほとんどの人は普通に買い物をして買えるお客さんだったのですが、中には毎日来て、毎日同じことを店員に聞いて来る人がいたり、値引きされたフルーツだけを持って来て、これでお見舞いのギフトを作って欲しいと言われたり、一番びっくりしたのが、お弁当を会計をしないでイートインコーナーに持っていって食べて、何食わぬ顔で買えるお客さんもいました。これにはさすがにびっくりしました。

スーパーに勤めると、場所にもよると思いますが、こういうこともあるんだよということを知ってもらえたらと思います。