エンジニア未経験 転職

エンジニア未経験 転職

【プロローグ】

40代後半男性会社員です。私は以前製造業で現場のオペレーターとして働いていました。金属加工のプレス作業員と言うことでバリバリの現場の人間でしたが、約10年ほど働いていました。その後もサービス業で販売員として働き30代後半になるまでエンジニアという仕事とは無縁でしたが、会社をリストラ解雇されるという最悪の状況に遭遇したことにより転職することにしました。

【卒業した学校と経験】

因みに卒業した学校は電機関係でしたが、遊んでばかりいたため学校の成績もあまり良くなく、就職活動でもいい結果を出せず、結局は機械関係の会社でオペレーターとして働くことになりました。就職してからは学校で学んだことは全く使わなくなり、何のために学校に行ったのか?と自問自答するような状況でした。

【待遇面と資格に対して】

当時働いていたプレス会社は、給与はほどほど良かったものの研修などがとても多く、休日も研修に参加し自分の時間が持てないような状況でした。それに特に資格を取っていたわけでも無かったので、次の転職先としては同じ業種でと考えて主食活動をしていましたが、生産は海外にシフトしていた時期でもあったので、採用は程遠いものでした。サービス業も肌に合わず、給与も少なく勤務も不規則だあったため続けられないと考えました。

【経験と資格が無いとダメか?】

いろいろな仕事の候補を探しては面接を受け、挙句の果てには不採用という経験を多くしましたが、このままではどうにもならないと考え、違う業種を探し始めます。ここで考えたのが、学校で電気関係の勉強をしていたので武器にならないか?と言うことでした。ただ出される求人のほとんどは”経験5年以上”とか”○○の資格を持っている人”とかハードルは高いものでした。もう可能性は無いのか?と諦めずに探してみると、電子関係の設計というエンジニアの仕事があるのを見つけることになります。これが以後の転機となりました。

【面接にて言われたこと】

仕事の内容も興味がある、給与などの待遇面も問題無しということで面接を受けることにしましたが、経験に関しては当然無いのでアドバンテージにはなりませんが、特殊な分野のエンジニアということで、自分で調べる能力、人とのコミュニケーション能力、地道にコツコツやれる今季強さをアピールし採用に至りました。

【転職して分かった事】

予め学校でその分野の勉強をして就職する方が、すんなり仕事が出来ると言う考え方もありますが、私の入社した会社では、特殊な分野ということでその分野の仕事に生かせる学校と言うものは殆どありませんでした。逆に言うと働いている設計エンジニアは皆一から勉強しては、分からないことを自分で調べ、実験や評価を繰り返し、結果を見てはフィードバックして確立していくというものでした。職場には大卒や院卒の社員もいますが、学校で習ったことがそのまま生かせていると言う人は非常に少なかったので、皆勉強をしながらでした。

【エンジニアに本当に必要なもの】

仕事を始めてから分からないことだらけでしたので、1年ぐらいは先輩に付いて回り、分からないことをぶつけてみたり、自分で考えて評価した結果を見て試行錯誤してみたりと、正直大変でした。また、半分は開発の様な仕事でしたので、電気や電子、化学や物理などの基礎学問は仕事をしながら家に帰ってから調べて分かるようにしたりと、全く初めてのことでも積極的に勉強することで自分の物にしていきました。要は学校でやったことが100%ではないので、最後は本人の学ぶ気持ちや、やる気と感じました。

【学歴、成績について】

エンジニアは調べることが多い職業ですが、学校での勉強はすごく出来たり、いい学校を出ているのに、自分で調べたり、他の部署とのコミュニケーションが取れずにどんどん分からないことが増え、孤立して行き最後には自分で辞めてしまう社員も多数いました。よくありがちなのが”自分はいい大学を出ているのだから”とか”成績が良かったからお前に教えられる筋合いは無い”とかプライドが高い人は自滅するパターンが多くありました。

【エンジニアに転職したメリット】

エンジニアという仕事に就いて良かったと思えることは、自分なりに考えて実践し、その結果が良くても悪くても次に生きる、ムダにはならないと言うところが最大の魅力です。理論とは違う結果になることが多いのですが、違う分野の今まで分からなかった理屈が解決したり、別な部署から”この理論を教えてほしい”などと意外なところで評価されることもあり、びっくりすることが多いです。そのようなことが続いて行くと、回りまわって最後には自分の理論が正しいことの証明にもなり、まさに因果応酬がピッタリです。

【デメリット】

逆にデメリットになりますが、自分の考えていることが間違っている場合は、正しい結果が出るまでひたすら考えて、評価しフィードバックを繰り返すと言うことです。分かりやすく言えば結果が出るまで続けなければいけない、終わりが見えずに止めたくなるということです。いい学歴の人でもこの部分に耐えられずに辞めていく人が多いので、そういう部分では根気がいる仕事だと思います。私も経験しましたが家に帰るのは日付が変わってからとか、休日も出勤してみたりと、とにかく根気がいるところが大変だと思います。

【エンジニアの今後】

一部では、これからはエンジニアの数が減ると言われています。需要は増えるばかりですがその大変さからやりたがる人がいないためです。大変な仕事ではあるのですが、給与も高めの所が多く人に誇れる仕事だと思います。特に民生用の製品を扱っている会社に勤めると、町で自分の設計した製品を見ることがあり、その時には自慢したくなります。(守秘義務があるので言ってはダメですが)学校で学んだことが全てではありませんので、物おじせず初めてでも果敢に挑戦してはいかがでしょうか?